石炭紀は、3億6000万年前に始まり2億8600万年前までの古生代5番目の時代です。この頃、大陸は1箇所に集まり、パンゲアとよばれる超大陸が形成され、北のローラシア大陸と南のゴンドワナ大陸から構成されていました。パンゲアの赤道付近には深い入り江状のテチス海が広がっていました。気候は寒冷になり、この時代の終りには南半球に氷床が形成されました。陸上では、リンボク、フウインボク、ロボクなどのシダ植物が大繁栄し、現在の石炭資源の主な起源となりました。このような森林の間をイクチオステガから進化した迷歯類(両生類)が歩き、巨大なトンボやゴキブリが生息していました。海では海綿、コケ虫、藻類等が礁を作り、中国南部におけるように大規模な石灰岩が堆積しました。また、アンモナイトの仲間のゴニアタイト、ウミユリやウミツボミなどの棘皮動物が発展しました。
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