第7回公開講演会 「医薬資源としての冬虫夏草」当日の様子

第7回 公開講演会
    医薬資源としての冬虫夏草

伏谷眞二教授

講演者 : 伏谷眞ニ(日本薬科大学教授)
開催日 : 2004年11月3日

 企画展「未知の生物資源 冬虫夏草の世界」の関連行事として、2004年11月3日(水),文化の日、東北大学大学院理学研究科附属植物園講義室に日本薬科大学教授の伏谷眞二先生をお迎えして、「医薬資源としての冬虫夏草」と題してご講演いただきました。伏谷先生は、この3月まで東北大学大学院薬学研究科附属薬用植物園に助教授として勤務され、冬虫夏草のハナサナギタケ培養液の免疫増強作用の研究をされていました。また、先生には「矢萩・冬虫夏草コレクション」の寄贈と今回の企画展開催のきっかけを作っていただきました。この講演では、「冬虫夏草」の薬用資源としての課題と可能性について、実際にご自身が行われた研究の成果をまじえて、ツクツクホウシタケ培養液の免疫抑制効果に関する最近の研究成果について話されました。先生の話題は、ときには「冬虫夏草」から離れ、ご自身の専門である薬用植物、とくに最近話題の「シロヒラタケ」や「マジックマッシュルーム」、「馬軍団」まで広がり、ときには会場は笑いにつつまれ、和やかで楽しい講演会となりました。当日は、文化の日には珍しく朝から荒れ模様のあいにくの天気となりましたが、67名の方々に参加いただき、会場はほぼ満席の盛会となりました。

 

このページのTOPへ