「地層のもようは芸術品」 平成20年度子どもゆめ基金助成活動と
して、7月31日(木)~8月1日(金)の2日間にわたり、「地層のもようは芸術品」を開催しました。 第1日目は仙台市の蒲生干潟に出かけ、干潟や海岸で現世の堆積物の内部構造を観察しました。干潟や海岸の砂浜では波や潮汐流によって作り出されるさまざまな堆積構造を観察することができます。干潟では、意外と速い流れとなる潮汐流によって作られる、いろいろな形式のリップル構造を観察することができ、これらのリップルから流れの向きを推定することができることを学びました。海岸の砂浜では挟在する砂鉄の層によって浮かびあがる平行葉理を観察し、これを剥ぎ取って実験室に持ち帰ってきました。また、砂浜にはたくさんのスナガニの巣穴も見られ、これらに石膏を流し込んで巣穴の型取りにも挑戦しました。最長では80cmを超える大物を掘り出した参加者もいて、驚嘆しました。 第2日目は、室内の水路実験装置を用いて、野外で観察した堆積構造がどのように水の営力によって作り出されるのかを体験しました。リップルが形成され、流れの方向に移動する様子を皆、真剣な眼差しで観察していました。 このページのTOPへ |
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