耐高放射線対応ロボット MEHNIR/コントロールシステム

公開施設、記念碑等

耐高放射線対応ロボット MEHNIR/コントロールシステム

【耐高放射線対応ロボット MEHNIR】
1999年(平成11年)のJCO事故を教訓に、原子力防災支援システムの一部として開発された、耐高放射線対応ロボット。
特徴
・高放射線環境(100グレイ/h、10,000グレイ・集積)下での作業が可能。
・双腕アームにより複雑な作業(穴開け、配管切断、バルブ操作、済みや作業、エア弁と、消火器取扱、ドア開閉など、広範囲な作業)、重量物吊り上げ運搬作業(80kg)が可能。
・右手アームの力フィードバック機能により操作が容易。
・障害物を乗越える能力(高さ40cm)を有する。
・立体カメラとバーチャルポジションディスプレイにより容易な遠隔操作が可能。
・有線(100m)及び無線の両方式を搭載することで通信環境に影響されない事故対応が可能。
・搭載計算機、制御システム用に高校放射線対応電子部品を採用。
・リチウムイオンバッテリーによる搭載スペースの小型化。
・ドイツの原子力防災組織KHGに納入されたロボットをベースに、日本国内向け仕様に改造。

【MEHNIR用のコントロールシステム】
MA23M電気式スプレーアーム
6軸直径型アームで、グリッパにより器用な操作が可能です。操縦用マスターアームを操作すると、スレープアームが同じ動きを行います。 また、スレープアームにかかった力は操作者にフィードバックされるようになっています。

アクセス

A03 機械系2号館 1F