公開施設、記念碑等
魯迅先生の像
近代中国文学の祖である魯迅先生(1881-1936)は、1904年(明治37年)から1906年(明治39年)にかけて東北大学医学部の前身である仙台医学専門学校に留学しました。 魯迅先生は仙台滞在中に祖国の危機を知り、民族の魂を救うことが急務であるとして、この地で医学から文学へと志を大きく転換します。魯迅にとって、 仙台の地は生涯の転機となった場所でした。この胸像は、日中国交正常化20周年を迎えた1992年に建立されました。 また、三の丸跡には《魯迅の碑》(翁朝盛作)と2001年(平成13年)に生誕120周年を記念して中国中国浙江省紹興市より贈られた《魯迅像》が佇んでいます。
【碑文】
中国の文豪魯迅は、1904年秋から1906年春まで、仙臺医学専門学校に学んだ。しかし、民族の魂を救うことの急務を悟り医学から文芸運動に転じた。
この転機の地に像を建てて永遠に記念する。
1992年10月19日
魯迅先生彫像設置委員会
制作 中国美術協会 曹崇恩
題字 東北大学学長 西澤潤一