旧東北帝国大学理学部生物学科および樹木園

公開施設、記念碑等

1925(大正14)年頃

旧東北帝国大学理学部生物学科および樹木園

片平キャンパスの西側を走る片平丁通りに面したキャンパス北西角に位置する建築です。 1924(大正13)年に完成しました。
仙台で最初期に建てられた鉄筋コンクリート造建築であり、ゼツェッション様式風の玄関廻りや西側の周辺の道路から垣間見える円形コーナーの美しさは建築、 都市景観的に秀逸であり、東北帝国大学初の鉄筋コンクリート造校舎建築としても歴史的価値があります。

【庭園解説文】
この庭園は、1922年(大正11年)東北帝国大学理学部生物学科の創設と共に作られた樹木園を生かして、1995年(平成7年)に建設した。1969年(昭和44年)まで、 この地区には生物教室があり、多くの樹木を集めていた。庭園内のアキニレ、片平会館入口のハリグワ、片平小学校に面した通りのヒイラギやユリノキなどの樹々は、 1902年(明治35年)に政岡(伊達綱宗の側室三沢初子、歌舞伎伽羅先代萩ではわが子を犠牲にして伊達家安泰をはかったとされる)の記念植物園を造るために伊達家が 各地から集めたものを移植したと伝えられている。
東北大学

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