展示案内
総合学術博物館の常設展示は理学部自然史標本館にて行なっています。また、各種の展示企画を東北大学内や仙台市内の施設などで開催しています。それぞれの企画により会場が異なりますのでご注意ください。
常設展
大学の研究・教育活動により蓄積された、化石・岩石・鉱物・鉱石標本等約1200点を展示しています。
会場:理学部自然史標本館
企画展
ミニ企画展
「ヨーロッパの古地図にみる紋章」を開催します
2024年7月23日(火)から9月29日(日)まで自然史標本館展示室(総合学術博物館)2階にて、ミニ企画展「ヨーロッパの古地図にみる紋章」を開催します。
ヨーロッパの紋章は12世紀末頃にあらわれ、騎士同士が戦闘技術を競い合うトーナメント(馬上槍試合)と相俟って明確に発展してゆきます。甲冑に身を包んだ騎士が、左手にもった盾のおもて側に自分が誰かを示すため動物や幾何学模様を描いたのが始まりと言われています。
一方、羅針盤の普及とともに13世紀からポルトラーノという航海図が作られるようになり、大航海時代には地図のなかに君主の支配関係を示す紋章が数多く描かれるようになりました。
本展では「メアリ女王のアトラス」を中心に、当時の紋章と紋章の規則や読み方などを解説します。また、16世紀の宮廷で流行したゲームカードの紋章と日本への影響なども紹介します。
さまざまな紋章をつうじて大航海時代のヨーロッパの世界をのぞいてみませんか。
会期:2024年7月23日(火)から9月29日(日) ※休館日を除く
会場:理学部自然史標本館展示室(総合学術博物館)2階
ご覧いただくためには入館料が必要です。詳しくはご利用案内をご覧ください。
オンライン特別企画
オンライン特別企画「深海底の科学とプレートテクトニクスの発展」終了しました
会場:総合学術博物館公式ホームページ
期間:2020年12月~2021年2月
日本列島はどのようにしてできたのでしょう?その謎を解く鍵の1つは、深海にあります。地球の営みを説明するためのプレートテクトニクスという理論は、深海探査とともに1980年代に大きく発展し、地震・津波・火山噴火の原因や私たちの住む日本列島がどのようにして誕生し形成してきたのかということを科学的に説明づけてきました。
特に、今から約半世紀前に始まった深海底掘削の国際共同プロジェクトは、プレートテクトニクス理論の誕生に大きな貢献をしてきました。東北大学は、深海底掘削プロジェクトの開始から現在に至るまで長きにわたり、人材輩出から研究成果を通じたプレートテクトニクス理論の形成に至るまで、多岐にわたり関わり続けてきた研究機関の1つです。
日本の身近にありながら、地球に残された数少ないフロンティアである深海の世界の謎と日本列島との深い関わりについて紹介します。
小企画展
過去の展示企画の開催状況
ミニ標本案内
理学部自然史標本館で展示している標本のうち、特に興味深いものを選び出して紹介します。標本にまつわる面白話など、標本のかくれた魅力を引き出します。