資料標本のデータベース化
東北大学には、開学以来94年間に収集された膨大な学術資料標本が保存されています。これらの資料標本は学術的な分類法により記載整理され、本学の定期刊行物に公表されることで、各研究領域の基盤的な役割を担う資料標本群を形成してきました。そのため、これらの資料標本群の閲覧や貸出しの要請は、日本国内ばかりではなく、海外の研究者からも多数寄せられており、将来も増加することが予想されています。
総合学術博物館では、これら資料標本群へのアクセスを容易で迅速にするために各部局・学科に保存されている資料標本の管理体制を一元化する計画を進めており、その中核的な設備として「東北大学所蔵資料標本データベース」を平成12年度科学研究費補助金を受けて構築しています。
現在までに貝類を中心とする古生物標本と考古重要資料の画像のデータベース化を行い、今後、順次他分野の資料標本についてもデータベース化を進めていくことになっています。