ミニ展示 「北上山地のアンモナイト類化石」

北上山地のアンモナイト類化石

第4回 北上山地のアンモナイト類化石

2003.7~2005.6

アンモナイト類(アンモノイド)は、恐竜とともに中生代を代表する古生物(化石)ですが、これらが古生代半ばのデボン紀にすでに出現していて、古生代の海においても繁栄し、有力な示準化石の一つとなっていたことはあまり知られていません。

北上山地は、わが国最古の後期デボン紀アンモノイド化石を産出するとともに、デボン紀から白亜紀まで、すべての地質時代のアンモノイド化石を産するわが国唯一の地域です。
特に三畳紀のアンモノイドは、19世紀の末から研究されてきましたし、ペルム紀~ジュラ紀の地層からは豊富な化石が産出しています。

このミニ展示では、北上山地(他に利府地域)から知られている主要なアンモノイド化石のほぼすべてを展示・公開し、ごく一部を除き、すべて本物の標本が展示されました。