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白頭山のこと白頭山(中国名:長白山)は中国吉林省延辺朝鮮族自治州、同・白山市、と朝鮮両江道の国境地帯にある活火山です。標高2744mで朝鮮半島の最高峰です。頂上には「天池」と呼ばれる直径約4kmのカルデラ湖があります。天池の周囲には、白頭峰を含む峰々が 屏風のように取りまいています。 延辺朝鮮族自治州の州都である延吉からバスツアーなどで行くのが主な観光ルートです。天文峰の山頂へは車にてたどりつくことができます。世界遺産の登録や冬季オリンピックの誘致を目指して道路や観光施設の整備が進んでいます。 最近、白頭山の西側に長白山空港が開港。ここからですと西側風景区(西坡登山林道)まで約15kmと交通の便が良くなりました。ただし、登山口から山頂へは30分ほどの登山です。中国側の登山口としてはこの他に南側風景区がありますが、観光では外国人は立ち入ることはできません。朝鮮側には将軍峰への登山道が整備されており、頂上へはケーブルカーで登ることができます。
草原天池をとりまく峰々は、木が成長できない樹木限界線(海抜1700~2000m)上にあり、広い草原になっています。白頭山の妙味は、この広い草原であり、さまざまな高山植物を見ることができます。
長白瀑布天池の北、天文峰と龍門峰の間の達門から流れ出た水は、乗槎河を経て、落差 68mの見事な滝をつくります。これが長白瀑布です。流れ出た水は峡谷をつくり、松花江(アムール河)へと注がれます。
峰白頭山は多くの峰を従えており、標高 2500m以上の峰だけでも 16あります。 中国側での名称は、最高峰である白頭峰(朝鮮名:将軍峰)を始め、三奇峰、孤準峰、紫霞峰、華蓋峰、梯雲峰、玉柱峰、白雲峰、錦屏山、鉄壁峰、天文峰(天豁峰)、龍門峰、観日峰、芝盤峰、臥虎峰、冠冕峰と呼ばれています。 *写真は梯雲峰