愛宕山古墳測量調査計画
東北大学総合学術博物館の藤澤敦教授(考古学)は、岡山大学の新納泉教授らとともに、日本各地の前方後円墳の三次元計測データをもとにして、墳丘の設計原理を検討する研究を推進しています。
その一環として、地域差の検討を行うために、東北地方の保存状態が良好な前方後円墳として宮城県村田町の愛宕山古墳を選定し、レーザー計測による3次元計測を行う計画をたてました。
計測は、地上からのレーザー計測で行います。およそ30地点から計測し、古墳全域をカバーします。
平成27年11月24日から12月3日に下草刈・倒木除去、基準点測量などの準備作業を行い、12月3日~5日にレーザー計測を実施しました。
この研究は、平成27年度から29年度の3ヶ年におよぶ科学研究費補助金(基盤研究B)「前方後円墳の三次元計測とそれにもとづく設計原理の検討」によるもので、終了時には研究成果報告書を刊行する予定です。
この調査の計画は下記の河北新報の記事にも掲載されました。
- 河北新報11月28日:『<愛宕山古墳>古代の実像掘り起こせ』
- 河北新報12月1日:『愛宕山古墳の重要性学ぶ 中学生が学習会』