共催企画展 「アインシュタイン LOVE」
4月14日から19日までの間、仙台市藤崎百貨店7階催事場ならびに8階グリーンプラザにおいて「アインシュタインLOVE」展が開催されました。
2005年は、ブラウン運動の理論、量子論、特殊相対性理論の3つの重要な論文が発表された“奇跡の年”といわれる1905年から100年目にあたり、世界物理年として様々なイベントが世界各地でひらかれました。
この世界物理年にちなみ、総合学術博物館では、「アインシュタインLOVE」展仙台実行委員会、ヘブライ大学アルバート・アインシュタイン・アーカイブ、読売新聞社との共催で、表記の特別展を企画しました。
この展示会では、1922年のアインシュタインの日本訪問時のエピソードを中心に、アインシュタインと日本・仙台とのかかわりや日本の人々との交流、平和主義者・世界市民であったアインシュタインの今日的意義を見つめ、彼の軌跡を追いました。
アインシュタインの遺言により、彼の居たプリンストン大学に保存されていた資料は全てヘブライ大学アルバート・アインシュタイン・アーカイブに移管され保存されております。
今回、このアルバート・アインシュタイン・アーカイブから多くの資料が来日し、展示されました。
東北大学総合学術博物館は、第4部「アインシュタインの果たせなかった夢」を担当し、理学研究科の協力の下、科学者としてのアインシュタイン像、アインシュタインの研究が現在にどうひきつがれているか、アインシュタインを超えた現代科学の状況等に関する企画・展示をおこないました。
東北大学で行われている研究を中心に、ニュートリノ観測や重力レンズ、光速度測定装置などの展示もいたしました。また、重力レンズのシミュレーションを使ったプリクラコーナーも設置し、難解な現代物理をできるだけわかりやすく展示するよう心がけました。
この「アインシュタインの果たせなかった夢」の展示内容は、学内ミニ展示として、理学部物理総合棟2階ロビーにても3月22日から31日の期間、無料公開展示を行いました。